制度概要

一般社団法人太陽光発電協会(略称:JPEA)は、経済産業省からの委託で当協会が平成21年度から平成23年度に実施した「住宅用太陽光発電システム設置工事に関する研修事業」の成果を活用し、住宅用太陽光発電システムの施工における一定水準の品質の確保・向上を目的として、「PV施工技術者制度」を創設します。

制度創設の趣旨

住宅用太陽光発電システムは、設置に対する補助金交付事業や余剰電力買取制度等の普及施策により導入件数が飛躍的に増加しており、今後も更なる増加が期待されています。これに伴い、設置者が安心して太陽光発電システムを設置できるよう、良質な施工技術者の確保と増員が急務となっています。
本制度は、一般住宅への太陽光発電システム設置の際に必要とされる施工者の基礎的な知識や技術の習得レベルを、事業者団体である当協会が認定することにより、業界全体の施工品質水準の確保・向上を図るものです。この制度の活用を通じ、太陽光発電のより一層の普及拡大や太陽光発電産業の健全な発展を目指します。

制度の概要

本制度は、上記経済産業省委託事業のために当協会が開発した研修カリキュラムを基に、太陽光発電システムメーカー各社がそれぞれ独自に行っていた施工ID研修における基礎技術部分を取り込み、業界共通の基礎技術認定制度として実施するものです。
なお、本制度は事業者団体である当協会による自主的な制度として基準を定め実施するものです。

PV施工技術士制度の概要

PV施工技術士制度の概要図

制度の流れ

本制度は、「研修制度」と「認定制度」からなります。

『研修制度』

認証研修 PV施工技術者認定を受けようとする者は、原則として、認証研修教育機関において、JPEAの定める施工技術認証研修を受ける。

『認定制度』

試験 研修修了者、各メーカーID取得者、H23年度J-cot研修修了者はJPEAが実施する 試験を受験する。
認定 JPEAが実施する試験に合格することで、PV施工技術者として認定される。

【1】研修制度・認証研修

本制度の研修は、あらかじめ当協会からの認証を受けた研修機関 (以下、「認証研修機関」という) が、座学講習、実技実習、修了試験等について当協会が認証した研修 (以下、「認証研修」という)を実施します。認証研修は認証研修機関が行います。

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■座学講習
当協会編集の「太陽光発電システム PV施工技術者研修テキスト」を使用し、太陽光発電システムに関する基礎知識、電気工事、屋根工事、工事安全管理等の知識を総合的に学習します。 座学講習
■実技実習
模擬屋根を用いて実際に太陽光発電システムを設置することで、施工に関する基本技術を習得します。 実技実習
■修了試験

研修内容の習得レベルを、筆記試験にて確認します。一定水準の習得が確認できた者には、認証研修修了証を交付します。

【研修カリキュラムの例】

座学は10時間以上、実習は7.5時間以上の講習を基本とする。
実習はスレート屋根、和瓦屋根、金属屋根の3醜類の模擬屋根で行う。

座学講習

注:教材テキストは「太陽光発電 PV施工技術者研修テキスト」を用います。

「太陽光発電システム PV施工技術者 研修テキスト」(太陽光発電協会発刊)

【テキスト目次】

  • 第1章.太陽光発電システムの基礎知識
  • 第2章.太陽電池の知識
  • 第3章.太陽電池モジュール以外の構成機器
  • 第4章.施工に関わる住宅屋根の基礎知識
  • 第5章.太陽光発電システムの導入手順と現場調査と設置前確認
  • 第6章.太陽光発電システムの設計/太陽電池アレイ用架台の設計
  • 第7章.安全作業準備と作業前注意事項
  • 第8章.施工・設置に関わる分類
  • 第9章.太陽電池モジュールの屋根への設置工事
  • 第10章.電気機器関連の設置工事
  • 第11章.点検と維持管理
  • 第12章.関連法規
  • 第13章.系統連系手続き
  • 第14章.参考資料

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【2】認定制度・認定試験

PV施工技術者認定試験は、年間1~2回/全国8ヵ所程度の開催を予定しており、当協会(一般社団法人太陽光発電協会)編集の「太陽光発電システム PV施工技術者研修テキスト」の内容に基づく筆記試験にて実施します。
受験資格者は、【1】の認証研修において修了証の交付を受けた者、及びそれと同等の知識・技能を修得していると認められる者(各メーカーの施工ID取得者、平成23年度住宅用太陽光発電システムに係る施工研修修了者)とします。

■認定試験について

研修修了者(または、メーカー施工ID取得者、H23年度J-cot研修修了者)は、JPEAが実施する試験に合格することで、PV施工技術者として認定される。

【試験の内容項目】

試験内容はPV設置に必要な基礎知識全般とする。

  • ・太陽光発電の施工全般の知識
  • ・太陽光発電の基本知識
  • ・各種太陽電池の特性
  • ・取り付け構造や電気などのシステム設計の手法
  • ・周辺機器の構造
  • ・屋根部材の種類や工法
  • ・主要関連法規(建築基準法、電気事業法、労働、安全衛生法等)
  • ・現場調査
  • ・系統連系手続き
  • ・安全管理

※PV施工技術者研修テキストから出題し、5肢択一の解答方式で、出題50問です。

【3】認定制度・認定

認定試験の結果、一定水準以上の知識を有すると認めた者を、当協会が「PV施工技術者」として認定し、認定証を交付します。認定を受けた者は、業務にあたって本認定証を携帯し、求められた場合には、提示をする必要があります。 認定証の有効期限は発行から4年間となっており、認定の継続を望む場合は、認定証の有効期間内に更新研修を受講する等の所定の手続きで、認定が更新されます。

なお、認定を受けた者は、当協会が定める「PV施工技術者 注意事項」を守らなければならず、これに反する場合は、認定が取り消される場合があります。

■合格基準について

合格基準は、100点満点の60点以上とする。

合否については、JPEAのwebサイトにおいて合格者の受験番号を発表します。
合格者はPV施工技術者認定登録申請を行います。
認定登録を完了した合格者には認定証を送付します。

■PV施工技術者注意事項
  • 本証を他人に貸与又は譲渡することはできません。
  • 本証をPV施工工事以外の用途に使用した場合や法令、PV施工技術者規定等に基づくJcotの指示に違反した場合、または、PV施工事業に関して不正、怠慢その他の不適切な行為をした場合には交付決定を取り消される場合がありますので、ご注意ください。
  • 本証の提示を求められた場合は提示し、有資格者であることを証してください。
  • この認定は太陽光発電協会の行うものであり、電気工事や屋根工事など、別途資格が必要な工事はそれぞれの有資格者が行ってください。
  • 有効期間は4年間です。認定証有効期限内に更新研修を受け、更新を行ってください。
  • 本証を折り曲げたりしない様、大切に取り扱ってください。
■認定証の例

認定証


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